東南アジア
  感じ方の違い 

フエです。
ここで私はGとお別れです。

一通り観光をしてから、まずはGが先に、たけちゃんの待つハノイに向かいました。
その次の日に私は出発です。ラオスへ。
このタイミングで行きたいと思えたラオス。

ラオスへは、フエからツアーバスが通ってます。

宿のツアーバスだとベトナムの国境ラオバオからわりと近い、サバンナケートで1泊してから首都のビエンチャンに向かうという1泊2日のバスがありました。
けれども私は早くビエンチャンに着きたかったので
他のツアー会社でダイレクトにビエンチャンまでいけるバスを申し込みました。

しかも、このバスのほうが安かったのです。

そして、旅立ちの日…

外は雷は鳴ってるわ、雨、風はすごいわの大嵐。
本当にバスは出るのかと不安になります。

そんな中、別会社のバスでビエンチャンに向かうという大学生の男の子と一緒に宿のラウンジでお互いのバスのピックアップを待っていました。

30分遅れできたピックアップの人。

呼びにきたのは大学生のほうでした。

するとなぜか私にも一緒に来いと言い出しました。
でも…私たち、別会社のバスを予約してるはず。
別の場所で申し込んだから私は違うよと言っても、同じ会社だから問題ない。
とにかくこの雨の中だと今日はこれ以上バスは動かないと言われ…
納得はいかなかったものの、まぁいいかと一緒に行くことにしました。

連れてこられた場所にあったのは、バスではなくバン。

これで…??

助手席に乗った私は何度もドライバーにビエンチャンだけど大丈夫かと聞きましたけれども問題ないから心配するなというだけ。
けれども、その中に先に乗っていた何人かの欧米人は身軽な感じで大きなバックパックを持ったのは私たちだけ。この人たちがこのまま国境越えをするとは思えません。

どうなんだろう…不安なまま出発。

そして、バンは30分くらい走った後、広いバスターミナルに入っていきました。

そういうこと?
ここでバスに乗り換えるのか。と思ったけれども、乗れといわれたのはさっきのバンより多少大きいだけのただのマイクロバス。

そこに乗った私と大学生。

何が何なのか分かりません。

誰も乗っていないし…

30分くらい経ってからようやくドライバーが乗り込みました。

そして、後から乗り込んできたのはみんな地元人。
私が申し込んだのはツアーバスだけど…これって思いっきり地元のバス。
というかマイクロバス。

騙されたかぁ〜
きっとこの車は国境までしか行かないな…
と思い、大学生に騙されたことを言ってみたけれども、
彼は分かってるのか分かってないのか、とくに気にしてない様子。
大丈夫なのかなぁ…

とりあえず、国境までいけたとしても、その先はどうなるのか。
心配でしたけれども、ここまで来るとどうでもいいような気持ちにもなり
どうにかなるさとそのまま車が出るのを待っていました。

そして、マイクロバス発車

国境までは険しい山道が続きます。

その間、乗客が降りては他の人が乗ってくるということがずっと続いていましたけれども、国境に着くころには乗客は私たち二人だけに。

外はまだ激しい雨です。

そんな中に降ろされてしまった私たち。
この先のことはどうしたらいいのかドライバーに聞きましたが、
それはラオス側に行かないと分からないとのこと。

やっぱり、国境までしか乗せてくれないのね。
分かっていたけれども、ほんの少しの可能性にかけていたのでがっかりです。

スラターニのときに助けてくれたフランス人夫婦の言葉
「遠くの場所に移動するときは時間がかかってもいいから、その経由の町までのチケットしか買わないこと。」
あの言葉をこの状態になって思い出しました。
あぁ…私、またやってしまったのね。
でも、あのころのような怒りは今はありません。

とりあえず、ベトナム側のイミグレーションで出国手続きを簡単に終え、
次はラオス側のイミグレーションです。

が、
この激しい雨の中、傘も合羽もない状態で写真の奥にぼんやり見えるラオス側のイミグレーションに行くのはあまりにもキツイ… どしゃぶりの国境

とりあえず、雨が弱まるのを待っているといきなり大学生が
「バス…来ませんね…」とポツリ…

!!

この子、本当に分かってなかった…

私たち、騙されちゃったんだよ〜ということを伝えると突然激怒!!!
その激怒っぷりは半端じゃありませんでした。
怖い…

なんとかラオス側に行き、入国も無事出来ましたけれども
このときも彼は激怒、激怒
近くにいた、同じく入国を待っているベトナム人に対しての態度が最悪で
「うるせーな、このドチビ野郎!!!」
などとずっとお怒りモード
彼がこんな感じなので、余計に冷静になってしまう自分。

とりあえず、ラオスに来ればタクシーかバスなどの何かしらの交通手段があるだろうと思っていましたが、ラオス側には何もありませんでした。

どうしたものかとボーっとしていると一人のベトナム人のおばさんが両替しないかと私たちに近寄ってきました。
しないと伝えると、どこまで行くの?と聞いてきたので
「ビエンチャン」というと私のバスに乗るかと聞いてきました。

え?バスあるの?いくら?
「一人20$」
20$!!!!!
私はこのツアーを16$で申し込んでいました。
それがここから20$!
高いよ〜っていうと
あっさり10$に値引き。
いきなり半額?!
笑ってしまいそうなその値引き方。
けれどもそれが大学生のさらなる怒りを生んだみたいです。
「は?本当にバスなんてあるのかよ!?そしたらバス見せてみろよ!
え?どこにあんだよ!!!!早く見せろよ!!!」
と英語で怒鳴りまくり…
ちょっとちょっと落ち着いて…

おばさんはどこかに行ってしまいました。
…そりゃそーだ。

しかも、おばさんの言っていたバスはちゃんとあったのです。

ベトナム側から一台のバスがちゃんとそこにきていたのです。
私たちのとは違う、ちゃんとした国境越えのバス。
さっきのおばさんがそのバスに近寄って行く…

おいおーい、あれに乗れないと次あるか分からないよ〜

そこには欧米人の旅行者も乗っていました。
大学生が彼らにどこまで行くのか聞くとサワンナケートまでとのこと。

あのおばさんはビエンチャンまでと言っていたけれども、
きっとサワンナケートまでしか行かないのでしょう。

あんなところにもちょっとした騙しが…ベトナム人は本当に商売人です。

それでも、あのおばさんからでもいいからバスに乗せてもらわないと困るのは私たち。
サワンナケートまで5$で乗せてもらうことにしなりました。

よかった、よかった…

しかし、このサワンナケートまで乗せてくれとの交渉の時も彼はおばさんに文句を言っている…
おばさんは…無視。おばさんのほうが上手です。

どうも、この子はベトナム人というか、東南アジアの人を見下してるところがあるみたいです。

騙されて怒る気持ちは分かります。
そうだとしても、あの態度。
ラオスに入ってからも休憩で入ったレストランでは、早くメニュー持ってこいよ!などと威張り散らしてる。

同じ旅行者として、そして日本人として、こうも違うのだろうか…

東南アジア人以外でもイスラエル人のことも彼は軽蔑してるらしく
イスラエル人のことをめちゃくちゃに言ってました。

話を聞いていると彼はたくさんの国を歩いてます。
そんな彼のこんな傾いた考え方。
この子どうして旅をしてるんだろう…
こういう人が旅をしてること自体、私には不思議でした。

せっかく海外への興味を持ってこうして旅してるのに…
彼は旅に何を求めているのでしょう。

人それぞれの旅の仕方は違います。
けれども、もう少し柔軟な気持ちでその国を受け入れてもいいような…

なんとなく悲しい気持ちになりました。

良い人もたくさんいるのにな