東南アジア
 24時間列車の旅 

いよいよ、楽しみにしていたマレー鉄道に乗る日。

バンコクの道は混むというのをすっかり忘れていて
発車ギリギリに乗り込んだ私。

しかも、大雨でビッショリ。
新たな旅の始まりがこんなだとちょっと辛いです。

マレー鉄道は私の想像よりも遥かに綺麗な列車でした。
というのも、ちょっと奮発してエアコン有りの車両にしたので快適そのもの。

寝台なので、昼は向かい合わせの席。
この席も一人用なのに、結構広くて快適。

タイ人のおじいちゃんと向かい合う形で座っていました。

そのおじいちゃん、英語は全く話せないけれども
私になにかと話しかけてきてくれる。
もちろんタイ語で。
困るけど、なんとなくジェスチャーなどで話の内容を理解しつつ、なんとか会話らしきものを交わしていました。
そして、何かお菓子を買っては私にくれるのです。

タイのおせんべいを買ったとき
一枚どうぞ
と勧められたのでありがたく頂くと
食べ終わったらすぐ、またどうぞ。
おいしかったので、またもらうと
終わったらまた、どうぞ。
どうぞ。
どうぞ。
どうぞ…
の繰り返しで、最後には全部私にくれました。(笑)

そんなほのぼのした車内。

おじいちゃんが隣の席の人の所へ移って
そっちでおしゃべりを始めたので
私は一人、ただボーっと。

景色は本当にただの田舎の風景だったり、
何も無い草原でしたけれども
逆に私にはそれがすごく良くて
何時間もずっとボーっと窓の外を眺めているだけでも
まったく飽きることはありませんでした。
むしろ、楽しい。

こういう風に、ただボーっとすることって
日本で働いてるときにはあまり出来なかったことだったので
それだけで贅沢な気がしました。

時間に追われず、こういう時をただ過ごす。
そして、自分を見つめなおす。
くだらないことを何時間も考えたり、
昔のことを思い出したり…
そういう時間って大切だと思います。

心の疲れた時に乗るのに最高な列車なのかも。

クサイ?