東南アジア
  自分の旅 

ラオスの後は、再びベトナムに戻りベトナム北部を周ろうと思っていた私。
ベトナムに入るのに、ラオスに入った時と同じルートを通っていくのは
時間がもったいないというのと、同じ景色を見て行くというはあまりにもつまらないということで別ルートで入ることを決めていました。

ラオス、ベトナム間の国境で、外国人が行き来出来る場所は5つあります。
私はその中でも一番北の位置にあるナムソイ/ナーメオ国境のルートで
ベトナムに入ることにしました。

その途中の町、サムヌアは織物で有名な町。
以前、アパレル関係の仕事をしていた私はその織物に興味を持ち、
その町に行くことにしました。

けれども、ルアンパバーンから直行のバスは出ていなく、仕方なくそのまた途中の町、ポーンサワンで一泊することに。

ポーンサワンに着き、夕食を終えて宿に戻ってくると
外の椅子に座っていた女の子に話かけられました。

「日本人ですか?」

その滑らかな日本語に驚きました。
ラオス人だと思っていたその女の子は 日本人だったのです。

しばらくその子と一緒に話をしていました。

彼女はバリからインドネシアを周り、マレー半島に入り、タイからラオスというルートできたみたいです。そして、これからラオスの南部を周ってベトナムに入るとのこと。
同じような国を歩いてきた私たちがここで交差したのです。

彼女にこれからどこまで行くのか聞くと、
期限は決まっていないけれども南アフリカまで行くとのこと。

南アフリカ…

すごいなぁ〜…

期限が無いからなのか、何なのか。
その子の旅のペースは限りなくのんびりしたものでした。

駆け足で走り抜けても何もわからない。
好きだと思ったら、満足するまでその町にいる。

彼女の考え方です。

実際、彼女は私が一泊で出たマレーシアのコタバルに10泊もしてきたそう。
宿が好きだったからなかなか出る決心が出来なかったとか。

これを聞いて私はハッとしました。

そう、急がなくていい。
好きだな場所があったらそこにいればいいんだ。

10月中旬までには日本に帰らないといけない。
それなのに、9月の半ばにまだラオス。
どこから帰ればいいのか。中国からだとしたら急がないと間に合わなくなる。
ラオスに入ってからはそんなことばかりを考えていました。

けれども、中国から帰る必要なんて無い。
そんなことばかり考えている、焦った旅は私の望む旅ではない。
のんびり行って、帰る時期がきたらそのときにいる場所から一番近い所で日本に帰れるチケットを買えばいいんだ。

そう思うと気持ちが楽になりました。

マラッカの渡辺さんといい、この女の子といい…
こういうタイミングでこんな出会いがあるなんて…

なんて自分は幸せなんだろうと思った出会いでした。

ポーンサワン ポーンサワン。マーケットに向かう道

自分らしくが一番ですね。