東南アジア
 自分に出来ること 

カンボジアを旅していると悲しい現実ばかりが目に入ります。

そんなカンボジアとも今日でお別れ。
隣の国、ベトナムに移動です。

プノンペンからバスに乗り、国境を目指します。

その途中に大きな川がありました。
そこを渡るのに、バスは私たちを乗せたままおおきなフェリーに乗り込みます。

フェリーに乗り込むバス このままフェリーに乗り込みます。

フェリーの上 他にも車はたくさん。このまま向こう岸を目指します。

そこのフェリーにも、物乞いの子供がたくさんいました。
閉まっている窓に向かって何かをいう子供たち。

一人の少女が私たちのバスのドアのほんの少しの隙間に口を当てて
何か叫んでいます。

たぶん、「ドアをあけて」
とでも言ってるのでしょう。

それを見た運転手はシッシと言った感じで追い払う。

その子の両腕はありませんでした。

肩のところからちょっとだけプランプランと垂れ下がっている肉。
その腕とはとても言えない肉で何かをちゃんと掴んでいます。

その姿でずっと叫んでいるのです。
あけて!って。

こんな話を聞いたことがあります。
カンボジアでは、足のない人や手のない人がたくさんいます。
けれども、その人たちの全員が地雷などで手足を失ったわけではないとのこと。
物乞いをするために自分で切ってしまう人や、
または親が子供の手足を切断してしまうことも多いそう。

そのほうが、人々は同情してお金を恵んでくれるからだそうです。

お金のためにそこまでする?
と思うかもしれませんけれども、
それほどここで生きていくということは大変なのだと思いました。

けれども、あの子供はずっとこれから一生、
あの手で過ごしていかなければいけないのだと思うと
やりきれない気持ちになります。

みんなが幸せにというのは日本人の私の安易な考えかもしれないけれども、
こんなことをしなくてもちゃんと暮らせる日が早くくることを願うしかないです。
そのために自分が出来ることは何なのか。
本当にここにきて、たくさんのことを考えさせられます。

難しいな…